関係先研究機関

設立の背景

瀬底研究施設正面玄関

瀬底研究施設正面玄関

熱帯生物圏研究センター瀬底研究施設は琉球大学理工学部付属臨海実験所として1972年に設立されたのが始まりです。その後、熱帯海洋科学センター(学内共同教育研究施設)を経て、1994年に農学部附属熱帯農学研究施設(西表島)と統合して現在の施設になりました。熱帯生物圏研究センターの設立目的は「熱帯・亜熱帯における生物および環境に関する研究」を行うことです。瀬底実験所では、このうちサンゴ礁やマングローブ水域に生息する動物の生命機能を生理・生態面から研究することに加えて、サンゴ礁生物研究での全国的、国際的な活動拠点となることを目指しています。

現在、サンゴ礁生物生態学分野とサンゴ礁生物機能学分野(共にサンゴ礁環境生物学部門)の2分野に教授2名と助教授2名が配置され、それぞれの専門分野について研究を行っております。

また、生物圏総合研究部門として客員研究員予算措置がなされており、専任教官と共同研究や客員研究員独自の研究が行われています。

瀬底研究施設の利用状況

熱帯海洋科学センター(学内教育研究利用施設)から熱帯生物圏研究センター(全国共同利用施設)に改組した1994年度(平成6年度)度には5,977人の利用者がありました。利用者数はその後増加し、1999年度(平成11年度)からは8,000人を越えるようになりました。この数は国内の臨海実験施設では2番目です。瀬底実験所利用の特徴として、琉球大学以外の利用者が非常に多いことがあげられます。瀬底実験所には約50人分の宿泊施設がありますが、ピーク時(6月から10月)には満杯になり、利用を制限する事態も発生しています。利用希望の方は早めに問い合わせをして下さい。

瀬底利用者の推移

瀬底利用者の推移

全国共同利用施設としての研究活動

熱帯生物圏研究センターでは毎年共同利用事業(共同利用研究会と共同利用研究)を行っています。共同利用研究会は、熱帯、亜熱帯における生物と環境に関する研究を推進する目的で行う少人数の研究討論、集会等です。共同利用研究は、センターの教官との共同研究とそれ以外の琉球列島の生物と環境に関する研究(一般研究)です。共同利用研究会、研究とも予算の範囲内で採択します。共同利用研究は琉球列島に生息する生物研究の目だし的な研究として位置付け、研究成果を科研費等の外部資金獲得へ発展させていくことが期待されます。

大学別利用者数

大学別利用者数

外国人・客員研究員制度を利用した研究活動

熱帯生物圏研究センターには2名の外国人研究員ポスト(教授および助教授)と国内分として5名の客員研究員ポスト(教授と助教授)が予算処置されています。また招へい期間は、外国人研究員は3ヶ月以上1年未満です。客員研究員は1年任期で発令され、不定期に短期間滞在(年3回、1回あたり7日程度)して研究します。

主要設備および共用機器

船舶

メルリーナ(FRP漁船5.9t、定員20名;無線・GPS魚群探知機、電動捲揚機)、ユーフィリア(FRPボート8.89m、定員19名;電動捲揚機)、ベレラ(FRPボート4.68m、定員4名)、トントンミー(FRPボート2.37m、定員2名)
ユーフィリア

ユーフィリア

ベレラ

ベレラ

飼育設備

コンクリート飼育水槽(屋外:180t;1基、45t;4基、12t;3基、屋内:0.2~2.5t;20基)、海水揚水ポンプ(水中7.5+3.5Kw、陸上3.5Kw交互)、エアブロア(3.5Kw)

野外調査用

水中照度計、光量子計(水中・気中センサー)、電気伝導度・塩分計、屈折塩分計、多項目水質計、ナンセン転倒採水器、転倒温度計、バンドン採水器、水中ビデオ撮影装置一式、稚魚ネット、プランクトンネット(20、100、150、315mm)、小型SMドレッジ、簡易ドレッジ、土壌分析ふるい・振とう装置一式、GPS魚群探知機、携帯用GPS、携帯用超音波測深機、エアボンベ、コンプレッサー

生理生化学・分子生物学用

化学天秤、分析天秤、ミクロ電子天秤、pHメーター、ホモジナイザー、超音波分散機、浸透圧計、クロールメーター、紫外可視分光光度計、原子吸光分光光度計、凍結乾燥機、マッフル炉、乾燥器、超遠心器、冷却高速遠心器、卓上遠心器、純水製造器、オートクレーブ、乾熱滅菌器、クリーンベンチ、恒温器、低温恒温器、ディープフリーザー(-80、-40、-20℃)、マルチガスインキュウベーター、人工気象器、マイクロプレートリーダー、電気泳動装置一式、HPLC、FPLC、プロダクトメーター、カロリー計、ペプチド合成機、プロテインシークエンサー、DNAシークエンサー、PCR、DELFIA

組織形態学実験用

自動固定包埋機、パラフィン溶融器、バラフィン伸展器、ミクロトーム、凍結切片作成装置、硬組織切片作成装置、生物顕微鏡、実体顕微鏡、蛍光顕微鏡、位相差顕微鏡、顕微鏡写真撮影装置、顕微鏡用CCDカメラ、マクロ写真撮影装置、万能投影機、走査型電子顕微鏡および標本作製機器一式、共焦点レーザースキャン顕微鏡

その他

コンピューター(WindowsおよびMacintosh)、プリンター(カラーレーザー、モノクロレーザーおよびB0大判)、スキャナー、複写台、写真引き伸ばし器、コピー機、スライドプロジェクター、OHPプロジェクター、ビデオプロジェクター、卓上ボール盤、卓上糸のこ、電動カッター、ジグソー、電動ドリル、電動グラインダー、携帯用発電機、アーク溶接機

瀬底研究施設を見てみよう

管理宿泊棟

管理宿泊棟
管理宿泊棟の一階は学生実習室や講義室、事務室などがあります。2階には宿泊室が完備されています。教官宿泊室と学生宿泊室に別れています。教官宿泊室にはシングルとツインがあります。すべての部屋にインターネット用のLANが完備しています。

食堂棟

食堂棟
学生実習や大人数の会合の時に利用される大食堂と、長期学生が毎日の食事に利用している小食堂があります。

研究棟

研究棟
常勤スタッフと外国人・客員研究員の研究室と実験室、院生室、さらには電子顕微鏡室があります。
研究棟
研究棟

共同利用研究棟

共同利用研究棟外観

共同利用研究棟外観

生理学実験室

生理学実験室

生理・生態学実験室

生理・生態学実験室

ラウンジ

ラウンジ

学生研究室

学生研究室

組織学実験室

組織学実験室

共同利用機器室

共同利用機器室

遺伝子実験室1

遺伝子実験室1

遺伝子実験室2

遺伝子実験室2

遺伝子実験室3

遺伝子実験室3

利用者のための研究スペース

利用者のための研究スペース

ラウンジからの眺め

ラウンジからの眺め

培養棟

培養室
センターに古くからある建物です。海水を使うことができる屋内飼育施設と実験室があります。
培養室
培養室
培養室
培養室

外国人用宿舎

外国人宿舎
瀬底実験所敷地内にある外国人客員研究員用の宿舎です。家族用と夫婦用があります。

屋外水槽棟

屋外水槽棟屋外水槽棟
移動可能な水槽がたくさん配置されており、利用者の実験にあわせて位置の入れ替えを行っています。それぞれのタンクに生海水、濾過海水、そしてエアーを引くことができます。

艇庫

艇庫
我々は艇庫と呼んでいます。艇庫に一階には瀬底実験所の船が納められています。また、エアーが充填できるとともに、海からあがってきたらすぐシャワーを浴びることができるようになっています。

桟橋

桟橋
実験所所有のボート(ユーフィリアやベレラに乗り込むときに使います。